サンリオ文庫二冊

久しぶりに日記で一か月完走できた。相棒がミクグッズの堆積を整理してくれたので、探していたパスポートホルダーやステッカーを発見できた。十色使える超歌舞伎ペンライトを持参してマジミラに臨みます。

サンリオ文庫を2冊読んだ。

・コスミック・レイプ(58)作:シオドア・スタージョン

異形の文庫本だ。250ページの薄い本に、サミュエル・ディレイニーの序文が50ページもついている。原書では本編のもとになった短編が併載されていて、読み比べられる趣向だったようだ。その短編は載っていない。変な仕様だなあ。さすがサンリオだ。

寄生型エイリアンが宿主に選んだのは、嫌われ者の浮浪者だった。主人公のクズっぷりと事態の深刻さがミスマッチで、妙に惹きつけられる。エイリアンは群体生物なので、個別に思考する人類を「あるべき姿」に戻そうと画策する。たくさんの視点人物たちはリアルで魅力的だ。が、終盤の意外な展開とそれまでに描かれた人物群像が必ずしもそぐわず、木を竹に接いだようなバランスの悪さを感じる。珍作ではあるが、アイデアのユニークさとキャラの立ちっぷりが、けっこう好きだ。★★★★

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